2016年10月28日

ダンス・マカブル 他

B00DSGG0I4ダンス・マカブル 1 ~西洋暗黒小史~<ダンス・マカブル> (コミックフラッパー)
大西巷一
KADOKAWA / メディアファクトリー 2012-06-16

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中世ヨーロッパで連綿と続き、とりわけ後期では異常なほど発達を遂げた拷問と残酷な処刑の数々。特権階級を持つ貴族たちの際限のない欲望から生み出されたものや、「魔女裁判」や「異端審問」など宗教家たちのエゴから生まれたものなど、多岐にわたるそれらの拷問具や処刑法が使用された様々なエピソードをオムニバスで綴る暗黒絵巻――。

↑1巻…ジャンヌ・ダルク、ローマ皇帝カリグラ、スペイン異端審問、エリザベド・バートリー、イエス・キリスト。2巻…フランス領主ジル・ドレ卿、処刑人シャルル・アンリ・サンソン。
美しい少女、少年たちが描かれてますが、内容はかなりショッキングです。ラストは救いようがないのが多いけど、読み進めてしまう不思議な魅力を持った漫画。残酷ななかにも、人の物悲しさを美しく描いているからかもしれません。
とくに2巻目から話に深みが出てきます。処刑人サンソンについては、死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 を以前、読んでいたのもあり、彼の生きざまは、知れば知るほどだれもが惹かれるんだろうと思います。
西洋史、東洋史問わず、歴史は残酷な史実であふれています。史実をあまり知らないまま読むと、かなり衝撃的だと思います。だから、おすすめはしにくですが、西洋史が好きなら一読の価値はあります。
一番印象的だったのが、異端審問官の晴れ晴れとした顔で終わるラストの短編。神の代理人として裁く――拷問や処刑するのは正しいことなのだと信じる姿が空恐ろしいです。21世紀の現代でも、ISISが存在していますしね。人間の業は今も昔も変わらないのかもしれません。

B00XMKI2VY涙の乙女 大西巷一短編集 (アクションコミックス)
大西巷一
双葉社 2015-05-09

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↑こちらも残酷な歴史モノ。健気な少女や女性たちが、命をかけて戦う姿が美しい。ダンス・マカブルより若干、マイルドな表現。

B01LZBROBI逃げるは恥だが役に立つ(8) (Kissコミックス)
海野つなみ
講談社 2016-10-13

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↑百合さんと風見さん、これからどうなる? 親子ほど歳の離れている恋の行方が気になります。
奥さんが超年上のカップルは現実では滅多にありませんが、最近、20歳離れている姉さん女房夫婦が知り合いにいたことを知って、かなり衝撃でした。女性がだいぶ年上だとネットでは強烈に叩かれるから(高齢だと妊娠できないから価値がない等)、まさか身近にいたとは夢にも思っていなかったです。やはりネット世界で声の大きい輩は、一部の人間が騒ぐから多勢に見えるだけだったのか……(^_^;)
世間的にありそうななさそうな、現実的なカップルをテーマにしている作品らしい組み合わせ。

B01EV83LHUアンと教授の歴史時計 1 (プリンセス・コミックス)
もとなおこ
秋田書店 2016-01-15

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↑主人公のアンが18歳に見えない表紙だから児童書ファンタジーっぽいのかと思ったら、SFちっくな歴史モノでした。死にかけて天使になったアンが、過去のロンドンにタイムスリップして、さまざまな事件を解決するという連作です。あのチャーチル閣下が少年⇒老首相として登場するギャップが面白い。続きが楽しみ。
posted by 夏 at 19:07 | TrackBack(0) | コミック(少女・女性) | 更新情報をチェックする

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