2017年02月19日

この世界の片隅に・夕凪の街 桜の国


この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス)
戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。

ポイント50%だったので購読してみました。(本日まで)話題映画の原作だけあり、とてもよかったです。
ほのぼのしているのに、だんだんと戦争の影が濃くなり、ついに……というお話しなんですけど、残虐なシーンはほとんどありません。淡々と当時の生活が描かれています。
レビューにもたくさんあったように、戦争モノにありがちなイデオロギーがないから、純粋な物語として楽しめました。
親同士が決めた結婚でも、思いやりがあればうまくいくストーリーに心が温かくなり。舅姑さんもいい人で、義姉さんはキツイけど、根が優しい人。でも戦争が大切な家族を容赦なく奪うシーンが悲しい。
コレ読んだら、アニメ映画版も見たくなってきた。いつか機会があれば観てみたい。
そういえば冒頭とラストに出ていた怪物――あれってヒバゴンかもしれない。比婆山にいるという噂の獣人怪物で、まあイギリスのネッシーみたいなもんですw


夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)
この世界の片隅にがよかったので、こちらも購読。
当時、よくあっただろう話を短編漫画にした内容でした。ラストは「ああ、やっぱり……」と悲しい。
レビュー読んだら、衝撃的なラストに涙した、というのがたくさんあったけど、地元の人間としては複雑な気分。平和学習とかでうんざりするほど、こういう話を聞かされて育ったから、今更あまりこういうの読みたくないなーと思っていて、話題になっても読む気はしませんでした。
でも、地元以外ではは知らない人が多いのか、というのに少し驚いたというか。だから、この漫画は素晴らしいです。放射能の恐ろしさを、マイルドにしかし残酷に描いています。
ちなみに主人公兄弟姉妹の名前は、すべて町の名前です。今でも現存しています。


あとかたの街(1) (BE・LOVEコミックス)
↑全5巻。同じくイデオロギーが出ていない、戦争漫画です。こちらは少女一家の視点で、名古屋大空襲の惨劇が描かれています。読みやすくてほのぼのしていますが、戦争の影が一家をじょじょに苦しめていく描写に胸が痛みます。
posted by 夏 at 15:37 | TrackBack(0) | コミック(少女・女性) | 更新情報をチェックする

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