2014年12月31日

僕だけがいない街 1~5

B00CM0F5PQ僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)
三部 けい
KADOKAWA / 角川書店 2013-03-26

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毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは…時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも…。

僕だけがいない街(1)【期間限定 無料お試し版】 (2005/1/8迄)を読んでみたら、とっても続きが気になったので、5巻まで一気読みしました。
これは面白いし、先が読めない。そして話の内容は残酷なサスペンスでも、登場人物全てが人間臭いのが良かった。当時にもどって事件を起こさせないようにするも、過去を変えてしまったからには今後どうなるのか?
一体だれが真犯人???
読んでいるうちにあの人、この人、もしかしてその人?とずっと考えてしまう読後感。3時間前に読み終えつつ、まだ頭のなかがぐるぐる状態(笑)

最近の絵柄っぽいのと女子小学生表紙であまり期待せずに読んだ私。萌系なのかなーと勝手に想像。
が、これは出会えてよかった作品。無料版がなかったら、ずっと読まなかっただろうと思います。1巻ラストの予想外の展開に目がはなせませんでした。即、買わずにいられなかったほど。

ここから先はネタバレにつき注意


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2014年11月24日

幽麗塔(8)

B00OR4PJ9C幽麗塔(8) ビッグコミックス
乃木坂太郎
小学館 2014-07-30

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幽霊塔内部、12枚の扉に囲まれた円形の部屋。その扉のどれか一つが財宝の隠し部屋につながっている。天野が選んだ扉の先にあるものは……そして、「死番虫」との決着は……
覚悟を決めた天野は、もはや、かつての天野ではない。かといって運命は、そう都合のよいものではない……

犯人は○○か△△かと予想したら△△のほうでした。まさか、の度合いでいったら○○だからそうにちがいない、と思ってたけど、やられたw
そして死番虫を倒し、ラスト――と思ったら、なんだか別の方向へ話が進みだし。
要約すれば、丸部警部、最高のど変態でしたwww

紳士服と婦人服がテツオに用意されたんですが、なぜ婦人服がそれなんだろうかw
もっと露出の低いワンピースならともかく、マリリン・モンローばりのドレスを置いとくなんて、やっぱり丸部警部は変態というw

あと表紙の太一がすごい意味ありげだったから、購入直後、真犯人? と思ってしまった。ああ、またも作者さんのミスリードにひっかかったw

いろいろ細かい仕掛けがあって、とても面白いです。次回巻が待ち遠しい……!
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2014年08月24日

かの名はポンパドール 全4巻

4088793056かの名はポンパドール 1 (ヤングジャンプコミックス)
佐藤 賢一 紅林 直
集英社 2012-04-10

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平民の出ながら貴族以上の教育を授けられ、その才知と美貌で後に事実上フランスの宰相となる女性、ポンパドール侯爵夫人。絢爛豪華な外見とは裏腹に様々な陰謀が巡らされるベルサイユで、ルイ15世の寵姫となった彼女の波乱に満ちた人生の幕が開く!!

電子書籍版を購入。
原作が有名作家さんだけあって、とっても内容が濃くて面白かったです。
ただ絵柄が可憐なあのポンパドゥール夫人らしくないというか、女性が娼婦っぽいのが少し残念でした。背景は美しいけど、衣装や小物に緻密さが足りない、といえば贅沢でしょうか?

ベルサイユ宮殿で繰り広げられる貴族たち――魑魅魍魎のどろどろとした人間関係に苦しめられるポンパドゥール夫人。出自が庶民(ブルジョワ)なのが許せないから。でも美貌だけでなく才気煥発な彼女は、意表をついた手法で数々のピンチを乗り切ります。

文学や芸術、歌や踊り、ピアノまで仕込まれていた夫人は、多才な人。ただ身体が弱く、王のお務めを長くできませんでした。慣例だと、寵姫は解任されるのですが、教養と政治力がある夫人を友人として待遇するくだりがポンパドゥール夫人の真価をよく表しています。
初めは王太子にも嫌われるほどだったけど、ラスト近くでは、信頼されていたのが感動。頼りにならないルイ15世の代わりに、助言を求める王族や貴族たちの姿がその後のフランスを象徴しているようでした。

そんな夫人の後半生は、親しい人々の死ばかり。とくに愛娘の突然死をとても悲しみました。しかし数日後には、再び宰相として活動。優雅なイメージがあるけど、そのじつ男勝りで強い精神力の女性だったようです。

ほかにも王の家臣たちやルソーといった啓蒙家、弟のアベル、養父、娘といった周囲の人物も魅力的に描かれています。普段歴史ものを読まない人にもお勧めできる良作。

640px-Boucher_Marquise_de_Pompadour_1756.jpg
知的で美しいポンパドゥール夫人の肖像画。1756年。
posted by 夏 at 17:53 | TrackBack(0) | コミック(少年・青年) | 更新情報をチェックする

2014年06月22日

幽麗塔 1~7巻

4091841805幽麗塔 1 (ビッグコミックス)
乃木坂 太郎
小学館 2011-11-30

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犯人は、幽霊なのか、人なのか・・・・・・
時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」。しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・

幽麗塔(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)6/24日までだったので、読んでみました。期待以上の面白さで、即、続きを購入したほどです。
昭和初期に活躍した江戸川乱歩ミステリーの世界と、作者のオリジナル設定がうまく融合されていて、読み出したら止まらない展開。中だるみが一切なく、どのページも本筋の伏線になる構成がとくに素晴らしいです。難しい設定にも関わらず、テンポの良いセリフや魅力的なキャラクターがそんなのを感じさせません。
レトロものや怪奇小説、ミステリーがお好きならおすすめのマンガです。

主人公の太一君は典型的なダメキャラw が、ただのダメに終わらず、事件を追っていくうちに強くなっていくのが好感です。いつも相棒のテツオに助けられつつ、時には男の意地(?)を見せて、危険を突破。
そんな彼とは対照的なのが、美青年でクールなテツオ君。が、彼はあらすじにあるとおり、実は女性。心が男で体が女というギャップの心理描写がとても自然でうまいです。男装ものはよくあるけでも、安易なヒロイン展開(いわゆるラブ)に流れない。
周囲が気がつかないのはお約束wなのを差し引いても、とてもミステリアスなキャラクターなのがとても好み。

4巻からは逃亡するために太一が女装するんですが、なんと7巻時点でもまだ女装のままw 対するテツオはずっと男装。女装したことで、性を偽るテツオの気持ちを理解しかける、太一のセリフがたまに出てきます。ということは、これも伏線なのかなーと思いつつ、ラストがどうなるのか楽しみです。

あと、悪役と思っていた丸部検事が、実は事件の真犯人をすでに推理していたようで、どう決着をつけるのかが気になる~!!! 頭良いけど、中味は変態という気持ち悪いキャラなのが強烈。当時もロ○××(書くと検索NGになるらしいのでほぼ伏せ字にしました)ってたくさんいたんだろうなー…………。
いわゆる昭和的エログロな雰囲気が出ています。昭和29年頃の日本らしさがたっぷり出ていて、レトロ好きにはたまらない世界観でした。……苦手だったらダメかもしれませんが(^_^;)

真犯人は○○とほぼ確定したころで、7巻は終わり。次巻で完結するのでしょうか?

【日本カラー写真】昭和20~30年代の懐かしい風景と人々の生活 380枚にて、実際の当時の日本を見ることができます。
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2014年04月27日

賭博黙示録カイジ 賭博破戒録カイジ

B00E3R9ZRA賭博黙示録カイジ 1 (highstone comic)
福本 伸行
フクモトプロ/highstone, Inc. 2013-07-25

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B00E3RFQOQ賭博破戒録カイジ 1 (highstone comic)
福本 伸行
フクモトプロ/highstone, Inc. 2013-07-25

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上京後、自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)は、ある日金融業者の遠藤により、かつて自分が保証人になっていた借金を押しつけられる。遠藤に誘われるままカイジは負債者に借金一括返済のチャンスを与えるというギャンブル船「エスポワール」に乗り込む。そこで行われるのはカード12枚を使った「限定ジャンケン」。うまく勝てば借金は帳消しだが、負ければ命の保証は無いというものだった……。1998年に雑誌「ヤングマガジン」で連載を開始すると同時に大人気になった福本伸行の代表作。

漫画無料!賭博黙示録カイジ配信中!-マンガBANG- - Google Play の Android アプリを見つけて、何気なく読んでみたら、すごくハマりました。賭博というフレーズがどうもひっかかってしまって、タイトル知っていても読まなかったのがもったいなかったぐらい。

あらすじのとおり、典型的なダメ主人公カイジですが、ジャンケン賭博に参加せざるを得ない状況になった時、眠っていた才能が開花するという展開。が、勝利に至るまでの道がなかなか難儀で、初っ端には仲間になった相手に裏切られたほど。
その裏切り方がこれまた卑怯というか、ギャンブル漬けになってしまった人間らしいやり口に、読んでいてハラハラしまくりでした。そこからどうやって勝ち抜けへ進むのか気になってたまらないほど。
新たな仲間を作って、作戦を練るも、さらにその作戦を読んだ相手と対峙したり、土壇場でまた裏切られたり、その裏をかいたり……と、まったく先が読めない展開が素晴らしい作品です。

あと、ギャンブルといっても、そのほとんどが心理の駆け引きや、相手の裏や不正(いわゆるイカサマ)を見破りつつ、どう逆転するか、という描写がほとんど。
そして一番よかったのが、どんなに大金を手に入れても、決して仲間を裏切らないカイジの人間性!
まさしく男が惚れる男のなかの男。熱い男の世界も楽しめます。

面白いのが、女性キャラがほとんど登場しないこと。青年マンガなのにそれが珍しいし、女性が不在なことによって、男同士の熱いやり取りがリアルに描かれるのだと思います。
というわけで、まったく恋愛めいたものは出てきません。ひたすらギャンブル――財閥の会長に勝つ、という構成になっています。

第二部までは無料で、第三部の破戒録は電子書籍で読みました。5巻まではキンドルだったけど、楽天Koboからクーポンが届いて30%オフだったのもあり、変更。どちらも遜色なく読めました。Koboは溜まっていた楽天ポイント使えるのがよかったです。

第四部以降はレビューによると、以前のような勢いがないようだから、読むかどうかは未定。第三部の後半がかなり間延び展開していたしなあ……うーん。
posted by 夏 at 20:28 | TrackBack(0) | コミック(少年・青年) | 更新情報をチェックする